
歯周病治療
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なぜ成人の約8割もが歯周病になってしまうのか
Periodontal disease
歯周病はお口の中に生息する歯周病菌の感染によって発症する細菌感染症で、虫歯と並び『歯科の二大疾患』に名を連ねています。そして30代以降から進行しやすい歯周病は、成人のおよそ8割もが罹患しているといわれています。
なぜこれほど多くの人が歯周病にかかってしまうかといえば、虫歯とくらべて歯周病は「発見が遅れやすい」という特徴があるからです。歯周病は"沈黙の病"という異名を持つほど症状があらわれにくく、歯ぐきに大きな腫れや痛みを感じるころにはかなりの状態にまで病状が進行しています。
わずかな異変を見逃すことが、歯にとって『命取り』にもなりかねない歯周病。歯ぐきにほんの少しでも違和感を覚えたら、できるだけ早めに詳しい検査をおこなっておきましょう。
3ヶ月から6ヶ月に1回の検診を歯科医院として、推奨します。お口の中疾患は、早期発見により治療費軽減にもつながります。


歯周 病は抜歯原因の『第一位』
歯周病は歯ぐきの出血や腫れを主症状とし、さらに進行すると歯を支える歯根膜(しこんまく)や歯槽骨(しそうこつ)を破壊していきます。実際に歯を失う原因の約4割は歯周病によるもので、虫歯をおさえて抜歯原因の第一位を占めています。
◆ 歯周病における メンテナンスの重要性

歯周病は再発率の高い病気としても知られ、特に中等度~重度の歯周病は治療後も適切な管理を続けていかないと、再び病状が進行してしまいます。
当院では歯周病治療後も定期的なメンテナンスを通して、新たな歯周病の発症や再発をおさえる取り組みをおこなってまいります。


歯周病の進行状況とその症状
歯肉炎

歯周病の初期の状態で、歯周病菌の感染やそれにともなう炎症が歯ぐきに限局しておこります。症状は軽く、歯ぐきに「むずがゆい」といった違和感や赤み、出血などがみられます。この段階で適切な処置をおこなえば歯周病の進行を食い止め、歯ぐきを元の健康な状態に戻すことができます。
軽度歯周炎

歯ぐきの炎症がその下の歯根膜や歯槽骨にまで広がり、やがてこれらの組織の破壊が少し ずつ進んでいきます。それにしたがって、歯と歯ぐきの間には『歯周ポケット』と呼ばれるすき間が生じてきます。歯肉炎の時に感じた違和感や出血といった症状もしだいに強くなり、やがて歯ぐきに腫れをともなうようになります。


