親知らず
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親知らずの抜歯をすすめられる理由
Wisdom tooth
『親知らず』とは、上下左右の一番奥に生える永久歯です。しかし同じ永久歯でありながら、なぜ親知らずは抜歯をすすめれらることが多いのでしょうか。
一番最後に生える親知らずは顎のスペースがたりず、その多くが真っ直ぐに生えてきません。横や斜めを向いて生えてきたり、頭の部分だけが少しだけ生えている親知らずは、その部分に食べかすやプラークがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。これは親知らずのみならず、隣接する他の永久歯にもその影響を及ぼしていきます。
歯は上下が真っ直ぐに生え、正しく噛みあってこそその機能を果たすことができます。しかしそうでない歯はその機能を果たせないばかりか、お口の中に思わぬトラブルをまねきかねません。このような理由から、正しい位置や向きで生えてこられない親知らずは早めに抜いておいたほうが賢明といえます。
親知らずを抜いたほうがよいケースと
抜かなくてよいケース
親知らずがあるからといって「必ず抜かなければならない」というわけではありません。当院では以下のような項目を目安に、親知らずの抜歯・非抜歯を検討していきます。
親知らずを抜いたほうがよいケース
◆ 親知らずが横向きや斜め向きに生えている
◆ 親知らずが虫歯や歯周病になっている
◆ 隣接する歯に虫歯や歯周病のリスクが及ぶ
◆ 親知らずの腫れや痛みを繰り返している
親知らずを抜かなくてもよいケース
◆ 上下の親知らずがしっかり噛みあう
◆ ブラッシングの状態が良好
◆ ブリッジや入れ歯の支台として使える
◆ 将来『移植歯』として利用できる
◆ 親知らずが完全に骨の中に埋まっていて、今後もトラブルを起こす心配がない
親知らず治療の流れ
Flow
STEP1 精密検査
レントゲン、歯科用CTの撮影をおこない、親知らずの向きや位置、大きな血管や神経の位置などを正確に把握していきます。
STEP2 治療内容のご説明
検査結果を元に、現在の親知らずの状態や抜歯の進め方などを詳しくご説明します。
STEP3 親知らずの抜歯
親知らずを抜歯します。所要時間は30〜60分程度です。
STEP4 傷口の確認/消毒
抜歯をした翌日に傷口の確認、消毒をおこないます。
STEP5 抜糸
歯ぐきを縫合したケースでは、抜歯後1週間ごろに抜糸をおこないます。